浄土寺について

ようこそ浄土寺へ

科学技術の進歩と共に、日常生活における様々な事柄が、驚くほどに便利になってきています。その一方で、地域のつながりの希薄化や家族崩壊による孤独、自死などの問題はやむことがありません。

仏教は、人々が生きていくうえでの拠りどころとなる教えとして、二五百年以上昔から大切に伝えられてきました。その教えは、いつの時代も悩み苦しむ人々のために説かれてきたのです。今日、仏教の教えやそれを伝えるお寺が、社会において果たす役割は大きいと思います。

お寺のある土地と住職の名字が同じ「逸見」であることからお分かりのように、浄土寺は古くから地域において中心的役割を果たしてきたお寺です。古き良き伝統を大切にしつつ、人々の様々な苦悩と問いに応える寺院となるべく、日々歩んでおります。どうぞお気軽にお参り下さい。


第三十世 住職 逸見 道郎


副住職 逸見 世自在

八百年の歴史

浄土寺は、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派(西本願寺)の寺。
鎌倉時代の武将 畠山重忠の建立。室町時代、第十一世住職のとき、蓮如上人に帰依し、天台宗より浄土真宗となりました。本堂は正徳二年(一七一二年)の建造。横須賀市内で最も古い木造建築の一つで、築三〇〇年以上の歴史があります。 昭和の終わりに、耐震と基礎増強の大修復を施工し、現在に至っています。

相模国の名所旧跡を記した「相中留恩記略」(江戸後期作)より。